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「カーボンナノチューブ（ＣＮＴ）・酸化チタン複合太陽光吸収膜」は分散したCNTを立体的に積み上げ、酸化チタンで固化することにより、膜に微細な細孔を作製し光吸収率99％を達成しました。この細孔により紫外光から近赤外までの幅広い波長で太陽光を吸収します。

「高温対応　金属酸化物複合太陽熱吸収膜」は、耐熱温度の高い金属酸化物を立体的に積み上げて酸化チタンで固化することにより、膜内に細孔を作製。98％の高い光吸収率と長期高温耐熱性を実現しました。850度の高温下で5000時間の耐熱試験でも、光吸収率の低下はほとんどありません。

「CNT太陽光吸収膜」は太陽光吸収率が99％と極めて高く、黒色度が高いところが特徴です。海水の淡水化事業への研究のほか、光学部品やカメラ等で使用される黒色膜への応用が期待できます。

また太陽熱発電用の集熱部材として開発された「金属酸化物黒色膜」は、高温下での使用に耐えることができるので、その他の発電用部材や宇宙での使用などにも展開できます。