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「無指向性微振動検知センサCMN200」は僅かな電力しか使用しない微振動検知センサで、IoT分野を中心に様々なモノづくりの現場で注目を集めています。極小サイズのセンサを内蔵した家や車のキーをポケットやバッグに入れてドアに近づくと、交信して自動で解錠・施錠し、またキーを棚に置くと電波の発信はオフになります。エアコンやテレビのリモコンに装備すると使用時以外は電源が切れ、無駄がありません。冷蔵庫のドアに貼ってIoT機能を付与すると、ドアを開けるたびにスマホに知らせが届き、離れて暮らす親の見守りができます。

センサの仕組みとして積層セラミック製の箱の内部がくり抜かれ、直径0.8ミリの導電ボールが入っており、振動によってボールが動くことで電源のオン・オフを切り替えます。高温多湿だとボールが動かなくなるため、内部を真空にして不活性ガスを注入して対策しておりますが、なかでも気密封止が開発のポイントです。品質は車載信頼性基準に準拠しており、振動耐久性は3億回までを保証しています。